森の待合で出会う
メディカル・ケアとやさしい未来
新柏クリニック糖尿病みらい 2022年度グッドデザイン賞受賞
医療法人社団中郷会/糖尿病・代謝・内分泌内科専門外来

新柏クリニック糖尿病みらい

mirai-newsお知らせ

  • 2024.3.4休診のお知らせ

    6月3日(月)は終日休診となります。
    代診日として、6月5日(水)に通常診療を致します。
    ご不便おかけしますが、ご了承下さい。

  • 2024.3.4担当医変更のお知らせ

    4月より木曜日の担当医が、高秀里奈医師から末吉剛医師に変更になります。

About Mirai 新柏クリニック糖尿病みらいについて

新柏クリニック糖尿病みらい

みらい

医師はじめ看護師、管理栄養士、 医療事務が一丸となって診療をサポート。

チーム医療

新柏クリニック糖尿病みらい

センター化

キッチン・スタジオ、フリー・スペース併設で 様々な知識、メソッドをシェア。

知識の共有

新柏クリニック糖尿病みらい

空間と庭

新柏クリニック糖尿病みらい

About Mirai 「柏の森メディカルケアタウン」の 糖尿病専門治療センター。

2016年秋 リニューアルした透析医院「新柏クリニック」の糖尿病治療に特化したクリニックです。

治療環境づくりから最善の医療を目指す「新柏クリニック」は健康と緑をテーマに、「柏の森メディカルケアタウン」の実現を考えています。流山市の「おおたかの森 分院」、運動療法を行うフィットネスガーデン「めぐりの庭」についで、2020年春に「新柏クリニック糖尿病みらい」を開設しました。

透析療法を受ける方々の約半数が糖尿病由来です。糖尿病の治療には食事、運動、薬物療法があります。この3つを緑ゆたかな抜群の環境で実践できるのが「新柏クリニック糖尿病みらい」です。糖尿病の合併症を少しでも減らし、健康な人と変わらない人生を歩んでいただくのが、私たちの役目です。

「糖尿病みらい」の名前にこめた願いは「未来」です。たとえ合併症が進行していても、後ろを振り返ることなく、前を向いて歩み続けよう、という願いです。

医師はじめ看護師、管理栄養士、 医療事務が一丸となって診療をサポート。

Team Work医師はじめ看護師、管理栄養士、 医療事務が一丸となって診療をサポート。

「新柏クリニック 糖尿病 みらい」では、来院者ひとりに、ひとつのチームが向き合います。医師のみならず、看護師、管理栄養士、医療事務がひとりの糖尿病患者さんから得る情報は、それぞれの専門技能に長けた眼でキャッチしたものでフィールドが異なります。チーム内の連携を密にすることで、それらの情報を統合し、より柔軟で細やかな治療を実現できるのです。

肥満が気になる、健康診断でメタボリック症候群と言われてしまったといったといった糖尿病予備軍から、合併症の進行した透析中の患者さんまで、あらゆる段階の糖尿病を診療しています。

新柏クリニック糖尿病みらい

Treatment「糖尿病 みらい」で完結を目指す 合併症の集約治療。

糖尿病の合併症には慢性合併症としての細小血管症、大血管症と、併存疾患としての歯周病などがあります。細小血管症は網膜症、腎症、神経障害が、大血管症は心筋梗塞、脳梗塞が主ですが、発症予防のための診察や、発症した際には、個々の専門医受診が必要です。

「糖尿病みらい」は診察室を4つ設け、循環器内科、眼科を併設し、隣接する歯科と連携して、合併症治療が1ヵ所で完結できる、センター化を目指しています。

また近隣エリアの医療機関との連携を密にし、かかりつけ医の先生方がより身近に紹介でき、かつ病院への入退院前後の橋渡しなどもサポート。病院との病診連携、診療所との診診連携を強化して地域の糖尿病治療の充実に貢献したいと考えています。

キッチン・スタジオ、フリー・スペース併設で 様々な知識、メソッドをシェア。

Free Spaceキッチン・スタジオ、
フリー・スペース併設で 様々な知識、メソッドをシェア。

キッチン・スタジオ、多目的スペースを併設しています。そこでは食事療法、運動療法のインストラクションなどを行います。

糖尿病治療では管理栄養士による食事指導が行われますが、食事療法をより身近に生活に取り入れていただけるように、体験をおすすめしています。普段の食生活にどんな工夫ができるのか、実際に料理しながら五感で伝えるキッチン。そしてともに体を動かし大きなミラーで確認しながら運動インストラクションできるフリースペースを設けました。

治療通院中の患者さんのための療法指導だけでなく地域住民の方々を対象にした運動、料理教室。かかりつけ医の先生方、看護師、栄養士、運動療法士、を対象にした、講習会や症例検討会など、地域の医療連携の輪を広げる活動も手がけていく予定です。

新柏クリニック糖尿病みらい

Architectureみどりに包まれ 五感が柔らぐ時間を過ごす。

多面体の屋根が特徴的なクリニックのエントランスを入ると、自然光をふんだんに取り入れた「森の待合」が広がります。日本古来の伝統様式を受け継ぎながらもピロティ構造の吹き抜けを大胆に取り入れました。

天井は白木の檜、梁は赤味のある唐松、壁は紅白混色の杉木格子、床は堅固な楢の木材を素地のまま組み、あたたかみのあるハーモニー。診察を待つための待合室というより、心地よいひとときを過ごすための、「待合(まちあい)」のような場です。

大きな窓の外は在来種65種の樹木からなるガーデン。春の雪柳や錦木、夏の山法師、秋は紅葉に金木犀、冬の寒椿や金柑が豊かな表情を見せます。散歩やアクティビティへの活用を提案しています。

庭の緑と対峙する壁には日本画家・猪熊佳子氏の透明感溢れる風景画を設置しました。春夏秋冬のうつろい行く時間、花鳥風月の織りなす景観に身を委ねる愉しみ。お天気の日だけでなく雨の日には、雨樋からの波形イメージ、また雨音を音像として楽しめる仕掛けもあります。探してみてください。

なお、「新柏クリニック糖尿病みらい」は「新柏クリニック」と同じく柏市の建物環境配慮制度「CASBEE (キャスビー) 柏」の最高評価S*と認定されています。

Our PhilosophyCure (キュア) と Care (ケア) の融合をめざす ~ 私たちは生涯の伴走者です ~

文 /新柏クリニック糖尿病みらい 院長 坂本 敬子

「糖尿病」と言われた時、何を想像されましたか?「制限だらけで、一生灰色…」いえいえそうではありません。もちろん完治する病ではありません。放置すれば、全身血管の合併症を引き起こします。けれど、上手に付き合えば、健康な人と変わらない人生が全うできます。私たちは、患者様が10年先も20年先も、ずっと元気で走り続けられるように、Cure (キュア) と Care (ケア) の融合をめざし、生涯の伴走者でありたいと願っています。そのためには、療養指導の質を高めることが重要。以下の4点をモットーにしています。

  1. 日常を尊重し、ダメと否定しない診療
    4つ設けた問診室をフルに活用し、糖尿病看護認定看護師、糖尿病療養指導士の資格を持つ経験豊富なスタッフが詳細に問題点を把握します。情報を共有し、患者様の日常に即した無理のない治療を考えます。
  2. 実践できる医療
    治療方針が“絵にかいた餅”に終わらないように、実践に移しやすい方法で、具体的に御指導致します。管理栄養士が常勤しており、機を逸することなく、いつでも繰り返し指導ができます。併設したホールやキッチンでの運動指導や料理教室も企画中です。
  3. 医学の進歩に即した医療と技術の提供
    カーボカウントを用いたインスリン療法、持続血糖測定 (CGM・FGM)、インスリンポンプ療法 (CSII・SAP) も実施しています。甲状腺をはじめとした内分泌疾患や、脂質異常症などの代謝疾患も対象疾患です。
  4. 段階に応じた一貫した治療
    腎症の進行した患者様には、近接する透析専門の新柏クリニックにてスムーズに透析に移行でき、透析後の糖尿病管理も行えます。合併症の高度治療が必要な患者様には、東京慈恵会医科大学附属柏病院をはじめとした高度機能病院と連携をとり、治療をすすめています。

まだ誕生したばかりの「糖尿病みらい」ですが、緑と木の香りと温もりに囲まれた、この癒しの空間に、一つ一つ灯りをともして参ります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

新柏クリニック 糖尿病みらい院長 坂本 敬子

新柏クリニック糖尿病みらい 院長 坂本 敬子

1984年 九州大学文学部 国語学・国文学科卒業
1991年 佐賀医科大学 (現佐賀大学医学部) 卒業、国立東京第二病院 (現国立病院東京医療センター) 内科研修
1993年 東京慈恵会医科大学附属柏病院総合内科助手、新柏クリニックにて外来診療に従事
2002年 東京慈恵会医科大学附属柏病院 糖尿病・代謝・内分泌内科診療医長
2003年 東京慈恵会医科大学附属病院 糖尿病・代謝・内分泌内科診療医長
2014年 新柏クリニック常勤医
2020年 4月より、新柏クリニック 糖尿病みらい院長を勤める。 

日本内科学会認定内科医/総合内科専門医、日本糖尿病学会専門医/研修指導医、日本内分泌学会専門医/指導医/評議員、日本医師会認定産業医/日本医師会認定健康スポーツ医、医学博士